助成先事業実績

平成29年度 助成先の事業実績

1.成田市立八生小学校(千葉県印西市)

助成事業名佐原囃子用備品整備事業
事業内容  平成23年度より小学校教育の中に佐原囃子を取り入れ、多い時は週に4日程度の練習をはじめ、各種学校行事や音楽発表会、祭礼等で演奏活動を行ってきました。しかし、演奏や踊りを披露する際、自前の衣装がなく、また市の財政も厳しい現状で購入の予算化が難しく、今まで成田市の祭り半纏を借りている状況だったため、本校オリジナルの半纏を作りました。児童の活動の更なる活性化と佐原囃子を通じた地域との繋がりを大切にするよう図りました。
 本校オリジナルの半纏ができたことにより、児童の演奏や踊りを披露することへの意欲が今まで以上に高まり、活性化が図られました。 また、保護者の方や地域の方々からも好評を得ています。

 今まで行っていた披露の機会(運動会、地域の方との交流行事「いきいき大銀杏の会」や「地域の施設訪問」「音楽発表会」)に加え、更なる発表の機会を増やせるように図っていきたいと考えています。

2.香取市立佐原小学校(千葉県香取市)

助成事業名佐原囃子用楽器整備事業
事業内容  平成27年度までに助成金をいただき、ステージ発表のために必需品である提灯や長座布団、太鼓の皮と小鼓、めくりを購入させていただいた。本年度も7月に佐原大祭夏祭り、10月に香取市佐原区の音楽発表会をはじめ、運動会、幼稚園夏祭り等で演奏を披露し、部員の意欲の向上ばかりでなく、保護者、地域住民等にも感動を与え、郷土文化の継承にも一役かっている。これまで使用していた大鼓や締太鼓の皮、金具等が経年経過により劣化がみられていたが、今回、締太鼓の新調、大鼓の皮の取替ができ、演奏の充実が図れる。

 今後、締太鼓のならしや調整を行って、演奏技術を磨くとともに、演奏依頼に応えたり、郷土芸能部の活動を推進したりして、地域の伝統文化継承に繋げるとともに、子どもたちの郷土愛、豊かな心を育成してしていく。

3.香取市立佐原中学校(千葉県香取市)

助成事業名伝統芸能演奏用楽器・備品整備事業
事業内容 演奏に使用する楽器、及び楽器の部品交換
  • ・付け太鼓の胴、皮、中締めの金具の購入
  • ・大鼓の購入
  • ・鼓の調緒の購入
 平成30年5月28日納品のため、実施効果については今後表れる予定。

 下妻市こども伝統文化フェスティバルやスターバックスニ周年記念行事、白楊高校同窓会佐原支部20周年記念式典、全国事務研究大会等、参加依頼が増えてきているので、ますます広く佐原囃子の伝統を周辺地域に広め、香取市の発展のために貢献したいと強く感じています。

4.香取市小見川中央小学校(千葉県香取市)

助成事業名郷土芸能部活動用備品整備事業
事業内容  小見川中央小学校郷土芸能部として、地区の音楽会を始め、地区の行事に多数参加をしているが、大太鼓の皮に傷が多数あり、よい音での演奏とはいえない状況であったため張り替えをさせていただいた。また、鉦のバチが折れたため同時に購入した。
 大太鼓の皮を張り替えたことでよい音が響くようになった。鉦のバチも新しくなり、子供たちは喜んでおり、練習にも意欲的に取り組む様子が見られる。

 これからも郷土芸能部として、地区の音楽会を始め、地区の行事に多数参加をしていくとともに、伝統芸能の継承を図っていきたいと考える。

5.地域資源活用研究会(東京都)

助成事業名佐原の歴史的文化資料保存事業
事業内容  市内に散逸している資料の中で、佐原の大祭関連で小出陪一氏所有のものについてヒアリングをおこなった。その段階で保管状態がまとまっていなかったので、様々な形状のものをどのような形で分類整理をしたらよいか、専門家と相談しながら作業を行った。移送して整理ができる場所の確保と、保管も考慮する必要があることから、佐原印刷側の会議室等を作業場所及び保管場所として借り上げることにした。
 佐原印刷の会議室を保管・作業場所として借用できたことから、保存の形態等について専門的なアドバイスも得られた。 小出氏の資料についてのヒアリングを行うことで、佐原に散逸している資料情報についても情報を得ることができた。

 佐原の歴史・文化的資料を保存・保管し、将来公開できる郷土資料館的空間で市内の人たちに公開ができるようになりたい。将来の佐原のまちづくりのために、郷土のまちづくりの歴史や、伝統・文化を学び未来を考える場を提供していきたい。

6.プラットフォーム佐原(千葉県香取市)

助成事業名歴史的建造物活用事業(研修会)
事業内容  平成29年10月から平成30年3月まで、佐原の重要伝統的建造物群保存地区の建造物を活用して、佐原地域と大学との連携を図り、まち全体をキャンパスとして取り組んだ。
・ボランティアの参加‥‥古民家を活用したカフェで地域の人たちとの交流(法政大学)、通訳ガイド(津田塾大学)
・ヒアリング‥‥法政大学、中心市街地活性化について(立教大学)
・研修‥‥法政大学、亜細亜大学(文化体験)、神田外語大学等

 学生が佐原の大祭のボランティアに参加したり、古民家を活用したカフェを開いたりして、地域の人たちとの交流を深めることができた。カフェでは接客の仕方、おもてなしの心などを学び、講義だけでなく実際に店員とお客の両方を体験することができたことを喜んでいた。
 専門家の他、NPO佐原の大祭振興協会やNPO小野川と佐原の町並みを考える会、佐原おかみさん会、香取市国際交流協会など、地域の人を講師にして佐原のまちづくりや大祭などの研修を行ったことで、中心市街地活性化についての取り組みや地元団体の理解を深めることにつながった。
 全体を通して、座学だけでなく、歴史・伝統・文化を含めた実学を学ぶ場を提供したことで、地元講師による講義は臨場感があり、より活動が分かりやすく、とても好評だった。

 大学との連携を拡大・強化したり、大学生と地元高校生による佐原の研究活動を実施したりして、佐原のサポーターを育成し、佐原の大祭などへの運営ボランティアにつながるような交流を育んでいきたい。
 地域の様々な主体へのヒアリング調査や市民活動団体の行うイベント運営などにも参画することで、佐原への理解を深めていくとともに、町並み保存活動に貢献することや、伝統や文化に関わる活動が活発になるようにしていく。
 佐原学研修会を実施し、佐原についての知識を深めるとともに、佐原の魅力を発信する。河岸文化・山車文化について更に情報発信していきたい。

7.佐原アカデミア(東京都)

助成事業名佐原文化紹介活動用資料整備事業
事業内容  佐原の重要な地域資源であるユネスコ無形文化遺産・日本遺産・重要無形民俗文化財に指定されている「佐原の山車行事J について、佐原の町衆が永年培ってきた、山車、大人形、彫刻、佐原囃子などを世界に紹介するための、日本語・英語併記の佐原の山車行事紹介用冊子を作成した。
 作成に当たっては、市の教育委員会や写真提供者、国際交流協会などと充分打ち合わせを行い、写真を多めにして、見やすくわかりやすいものを目指した。
 外国人観光客が佐原を訪れた思い出として持ち帰り、母国に広めていただけることが期待される。また、外国人観光客の増加及び、町衆との交流が深まることが見込まれる。

 今年度は、日本語・英語併記版の作成だったが、更に、そのほかの多言語併記のブックレットを作成し、世界の人々に山車文化について更に情報発信し、佐原の大祭についての知識を深めていただくとともに、佐原の魅力を広く発信していきたい。

8.佐原の大祭全国展開実行委員会 佐原囃子部会(千葉県香取市)

助成事業名佐原囃子PR活動事業
事業内容  11月にユネスコ無形文化遺産に登録されたことを記念に、日本三大囃子の一つである祇園囃子のある京都で、11月17〜19日の3日間、京都市が主催する「京野菜フェア」に出演し、佐原囃子と手踊りを披露した。平安神宮のほか京都一宮であり世界遺産となっている上賀茂神において奉納の演奏や、平安神宮・周辺施設であるロームシアターや洛中において演奏を披露した。
日本三大囃子といわれている佐原囃子が京都で演奏できることは大変名誉なことであり、佐原囃子のPRに大きく貢献するものである。今後佐原の大祭を全国に発信していくに当たって京都の世界遺産の施設において演奏したことはアピール度が高いと思料される。
 11月中旬は時期的に紅葉が一番見頃であり、多くの圏内外からの観光客が予想され、重ねての情報発信が期待される。

 今後も佐原の大祭時や各種イベント等で手踊りを被露し、佐原の知名度アップを図る。また、佐原の文化・伝統の継承を次世代に繋げるため若手の育成に取り組む。

9.佐原の大祭全国展開実行委員会 山車舞踊部会(千葉県香取市)

助成事業名佐原山車舞踊PR活動事業
事業内容 「ふるさと祭り東京」も10回目の開催となりました。今年度は、1月12日から21日まで10日間開催され、今回は、お祭り広場での出演が可能となり当会では、25名の踊り手が出演し、ふるさとステージでの披露も行いました。おまつり広場出演のために、ドーム仕様の手踊りを創作し、25名分の衣装の消耗品や扇子など整え、当日は大型バスを2台借り上げました。
ふるさと祭りに出場し、佐原の大祭が全国に知れ渡り定着させ、本物志向の佐原の文化・芸能を守り伝承していく取り組みを行い、毎年約40万人の来場者があるドームでのPR効果は大きいと考えています。

今後も佐原の大祭時や各種イベント等で手踊りを披露し、佐原の知名度アップを図り、また佐原の文化・伝統の継承を次世代に繋げるため若手の育成に取り組みたいと思います。

10.特定非営利活動法人 まちおこし佐原の大祭振興協会(千葉県香取市)

助成事業名佐原大祭PR活動事業
事業内容  佐原の大祭秋祭り時にお祭り広場を設置し、観光客へのお休みどころ及び飲食の提供を行うことに併せ、舞台を設置し、佐原囃子と手踊りを披露した。また里神楽の伝承のための場としても活用することができた。昨年度佐原の山車行事が日本遺産やユネスコ光無形客文化遺産に登録されたことからも、秋祭りに訪れた多くの観光客に、インフォメーションを設置し、山車行事の説明など行い、リピーターにつながるおもてなしを展開した。特に雨が降ってしまったので、広場があることが大変役だった。
 またお祭り広場での伝統芸能の被露については、翔踊会と連携して、上質な手踊りの提供に努めると共に、里神楽の披露を行うことができた。更に各町内の手踊りについても広場の舞台で披露できる場を提供することができた。

 お祭り広場を設置することで、おもてなしの空間、インフォメーション機能、伝統芸能の披露の場の提供をすることができた。これにより各町内でも手踊りの練習に努め、質の向上につなげることができる。特に雨の場合は雨宿りの空間としても重要な役割を果たしている。おもてなしの空間はリピーターの育成にもつながり、祭り全体の質の向上に繋がることが期待できる。

 今後は佐原の大祭の知名度向上及び、更なる集客による地域経済の活性化、伝統文化の伝承及び深化を目標にしていきたい。

11.食文化研究会(千葉県流山市)

助成事業名佐原伝統文化交流活動用備品整備事業
事業内容  佐原には様々な文化資源があり、特に佐原の大祭はユネスコ無形文化遺産に登録されるなど佐原の伝統文化、歳時記、景観、四季の風景など国内外に大いにPRすべきであるが、現在は海外に発信するコンテンツが整理されていない。とりわけ日本遺産にも登録されている佐原の大祭や町並み、伊能忠敬の遺品、香取神宮などは優れた地域資源である。そこで多言語併用のDVDを佐原商工会議所と連携して作成し、国内外に江戸優り佐原を発信したい。

 国際交流協会や商店会連合会、多くの市民活動団体と連携し参加型で海外プロモーションのためのDVD (佐原物語)を作成し、日本の原風景が残る佐原の四季の景色や歳時記と併せ、様々な団体の活動の様子なども取材し、地域ぐるみで佐原物語をつくり上げたことにより、地域全体で作成した。
 今後、東京オリンピック・パラリンピックも見据え対応していきたい。

今後の目標は、地域の一体感の醸成を促す。ユネスコ無形文化遺産登録の佐原の山車祭りを世界に発信することにつながる。海外への情報発信に活用し、佐原の知名度を上げていく。